鋼鉄のロック魂/イアン・ギラン・バンド
Clear Air Turbulence / Ian Gillan Band
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生まれて初めて行った海外ミュージシャン(今でも”外タレ”って云いますか?)のライブがイアン・ギラン・バンドでした。武道館です。いや感動しました。第二期パープルが大好きでしたから。
初期のイアン・ギラン・バンドはギランになってからともパープルとも違い『プログレっぽい長いインストがあるアフロリズムを取り入れた妙なバンド』でした。
レコードプロデュース音の特徴としては残響が少ないライブ感の少ない固まった音です。逆にその辺りが新鮮で僕の中では2000年ごろに『プライベート・リバイバル(←こんな言い回しは無いので今作りました)』で再度聴きまくったアルバムです。武道館でのライブアルバムもかなり聴き込みましたが今回はこれ。
カチカチとした『スタジオ録音でセーブしています』と言う感じのワザとらしい録音を、ベースのジョン・ガスタフスン(クォーターマスやロキシー・ミュュージックのサポート)のWalベース(ピック弾き)の音がさらに強調しています。
元題タイトル曲の『Clear Air Turbulence』は十数年前にコピーしてバンドでやったこともありなかなか良い思い出です。
唯一後悔していることはこのライブ(1977年9月)を見に行った、ライブアルバムを買ったりした為お金が無くなり、直後に来日したジェネシスのライブ(1978年2-3月)を『まあいいか』と言う軽い気持ちで見送ってしまったことです。