ドロップ(絵本) - シルヴィア・ファン オメン
ドロップ - シルヴィア・ファン オメン
幼い息子用に買った絵本ですが、これが…なかなか心に沁みます。
オランダの作家のものですが僕は初めは日本人作家のものだと思っていました。
モノクロの鉛筆画のようなイラストに言葉数が少ない文字がついているタイプの絵本です。息子用の絵本は、購入したり図書館や幼稚園の文庫から相当数借りたりしましたが、僕としてはこれがベストと思っています。
幼いころの息子はそれほど気に入っていない様子でしたが、成長するにしたがい気に入ってきているようです。
どちらかと言うと大人にこそ響く内容なのでしょうか。僕の好みである『飄々としていながらポッカリとした悲しみ』が漂う空気感がこの作品にはあります。
最大の欠点としては寝る前にベッドで息子に『読んで』とせがまれて朗読するときメンタルが弱っていると泣きそうになってしまうことです。